- 出演者
- 膳場貴子 村瀬健介 上村彩子 渡部峻
オープニング映像。
オープニングの挨拶＆ラインナップ。特集1つ目は「安楽死」選んだ日本人女性の胸中など。
北陸新幹線の金沢から敦賀区間が延伸開業。午前6時11分に東京行き一番列車「かがやき502号」が出発。東京－福井間は2時間51分、東京－敦賀間は3時間8分で結ばれる。首都圏とのアクセス向上による経済の活性化が能登半島地震の被災地復興の後押しとなることも期待されている。
上野公園では「うえの桜まつり」が開かれた。東京都心の最高気温は5月上旬並みの22.7度となり、訪れた人の中にはTシャツ姿の人もいた。上野公園のソメイヨシノの開花は20日以降の見通し。
パレスチナ・ラファでの軍事作戦をイスラエル政府が承認する中、深刻な食料不足を解消するための支援船がガザに到着した。ラファにはガザ全域から市民100万人以上が避難しており、国際社会からは作戦の自制を求める声が挙がっている。
あす党大会を迎える自民党。岸田総理は地方組織の幹部を集めた会議で、派閥の裏金事件について陳謝した上で決意を表明した。自民党はあすの党大会のあと裏金問題に関わった議員らの処分を決める方針。
MLB韓国シリーズを前に大谷翔平が開幕への意気込みを語った。
「TBSドキュメンタリー映画祭2024」の告知。
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- TBSドキュメンタリー映画祭2024
春の全国交通安全運動を前に、各地で交通安全を呼びかけるイベントが行われた。池袋署の一日署長に就任したゴジラは、クイズ大会にも参加し自転車に乗る際の注意点などを学んだ。また秩父宮ラグビー場ではラグビープロリーグの試合前に、警察官と地元の交通少年団の子どもたちが自転車でのヘルメット着用を呼びかけた。
全国各地の天気を伝えた。関東あすも晴れてあたたかく。
フランス南部の病院に入院しているジュリアン・クレイさん。9年前に交通事故で脊髄を損傷し重い障害を抱えている。クレイさんは後遺症による痛みから、両親に50回以上殺して欲しいと求めたという。フランスでは安楽死が認められていないため、受け入れてくれる国外の団体を探してきた。クレイさんの受け入れを決めたスイスの団体は安楽死に賛成している。11時間かけてクレイさん一行はスイスに到着。翌日には仲間たちと昼食のテーブルを囲むクレイさん。フランスから妹のブランディーヌさんも駆けつけた。
安楽死を認めるか判断するエリカ・プライシック医師が代表を務める「ライフサークル」は2011年に設立された安楽死団体で、海外からの安楽死希望者も受け入れている。会員数約1500人で62人が日本人。13年間で約750人の安楽死を手助けしてきた。プライシック医師は「私を頼り私の助けを必要としている人がたくさんいる」と話す。
安楽死はオランダで初めて法制化されヨーロッパで次第に広がっていった。3年前に安楽死が合法化されたスペインで、その選択をせず最期まで生を全うしようとしているカロリーナ・オルベ・アラルモさん。脳腫瘍で余命は3か月と宣告されている。夫と6人の子どもに恵まれたカロリーナさん。家族たちは生きることができるのであれば、安楽死を選択するべきではないという立場だという。この3か月後、カロリーナさんは家族に囲まれて旅立った。
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- マドリード（スペイン）安楽死
仲間と最期の時間を過ごすクレイさん。プライシック医師による最終の意思確認が行われ、クレイさんは自ら誓約書に署名した。スイスでは医師が患者に薬物を投与して死に至らせる行為は禁止されているため、致死薬を患者本人が体内に取り込む。警察に提出するためのビデオをスタッフが撮影し、クレイさんは静かに旅立った。
日本では安楽死を認める法律や制度はない。都内に住むパーキンソン病患者の迎田良子さんは安楽死の法制化を心から願っている。迎田さんは海外で安楽死を認めてくれる団体を探し出し、2週間後にスイスを訪れた。安楽死当日、婚約していたが破断になったフランス人の元恋人が当初付き添う予定だったが直前に断られてしまった。準備が進む中で迎田さんは「病気になったから嫌だ安楽死だ、というのではない。基本は生きることですから。それがやむを得ないときに安楽死があるってことだから、そこのジャッジをしっかりしないと」と話す。誓約書の署名を終えベッドに横たわった迎田さんは「ここに来られて本当に幸せです。夢が実現しました」と医師に伝え旅立った。
安楽死するために母親と姉を残しスイスを訪れた女性。付き添う父親は娘の安楽死には強く反対しているという。6歳の時にCIDPを発症し、手首から先と足を動かすことができず1日の大半をベッドで過ごしている。女性は2019年にライフサークルに安楽死を希望し手続きを行い認められた。代表のプライシック医師が安楽死を認めると、父親は娘の手を握ったまま「パパの娘に生まれて来てくれてありがとう」と伝えたという。女性は点滴での安楽死ではなく致死薬が入った液体を飲む選択をしたが「私は親や家族を無視できない」と医師に伝え、医師も安楽死を止めた。女性は家族の存在を理由に死を思い留まり日本に帰国した。
安楽死をめぐっては安易に死を選択することになりかねないと危機感を感じている人もいる。2019年に大久保愉一被告がALS患者の林優里さんから依頼を受けて、薬物を投与して嘱託殺人などの罪に問われた。林さんはSNSに安楽死させてほしいなどと投稿していた。裁判ではALS患者の岡部宏生さんら多くの障がい者が傍聴を続けた。48歳でALSを発症した岡部さんは将来を悲観し何度も自殺を考えたという。だが障がいに縁がない人にも生きることについて考える機会を提供したいとの思いから、生きる道を選び障がい者の現状を訴えてきた。岡部さんは安楽死が認められることに危機感を抱いている。八千代松陰学園の特別授業に岡部さんと同じALS患者の佐藤裕美さんが参加し、生徒たちにメッセージを伝えた。
取材した西村記者は「目の前で普通に話していた方が、数分の処置で死に至ってしまう。死が現実のものではない錯覚を受けた」「安楽死について考えることは大切だが、弱い立場にある方々が周囲の負担になっていると感じさせない、社会を作るための努力が求められていると思う」などと伝えた。
米男子ゴルフに松山英樹が出場。3連続バーディーを決めるなど14位タイ。上位を狙える位置につけている。