- 出演者
- 膳場貴子 村瀬健介 日下部正樹 上村彩子 渡部峻 金平茂紀
オープニング映像。
きょうの特集は「地震と原発 大震災から13年 福島の現実」「地震と原発 能登で再びあらわ想定外」。
木原防衛大臣はアメリカ軍の説明について「合理的であると納得している」と述べた。詳細についてはアメリカ側で報告書が公表されるまで明らかにできないとしている。日本国内の飛行再開の具体的な時期は明言しなかった。
輪島市では3つの中学校で合わせて148人が門出の日を迎えた。輪島市では最大約250人が1月から120キロ離れた白山市に集団避難していて3年生は卒業式のため、きのう地元に戻った。一方、応援の自治体職員や業者の仮設ホテルの建設が始まった。被災地ではボランティアを含む支援者の宿泊施設の不足が問題となっている。
北陸新幹線の延伸開業を前に、石川県のアンテナショップ「八重洲いしかわテラス」がオープン。石川県の特産品約1000種類が並び約1割が能登地域の商品。首都圏における復興応援拠点にしたい考え。
「Nスタ東日本大震災13年 つなぐ、つながる いのち」の番組宣伝。
自民・公明両党は次期戦闘機など防衛装備品の第三国への輸出を認めるか協議を重ねている。国会では岸田総理が「国益になる」と必要性を繰り返し強調。政府側から輸出が無制限とならないよう歯止めの具体策が示された。輸出先を限定すること、次期戦闘機に限って認める案などが示された。月内の合意を目指し協議を進めている。
和歌山・串本町にある民間のロケット発射場から予定されていた小型ロケットの打ち上げが延期となった。スペースワンは設定していた警戒海域に船舶が残っていたため打ち上げを中止に。ロケットに異常はなく次の打ち上げは今月13日以降を想定と発表。打ち上げの延期はこれで5回目となる。
アメリカ国防総省は未確認飛行物体についての報告書を発表し「どの目撃例も地球外の技術の存在を示す証拠にはならない」と指摘した。多くは普通の物体や現象を誤認したもの。政府や企業が情報隠蔽の主張も証拠ないとしている。
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- アメリカ合衆国国防総省
ドジャース・大谷翔平選手が出場し、試合は悪天候で中止となり5試合ぶりのホームランとはならなかった。
カブス・鈴木誠也選手は第1打席、ヒットを放ち第2打席はタイムリー。
全国の気象情報を伝えた。
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東日本大震災から13年、能登半島地震から2カ月。地震と原発の問題を取材した。石川・志賀原発は地震前から運転を停止していた。敷地内では地面に亀裂が入り、変圧器の油が漏れるなどトラブルが相次いだ。油漏れをめぐって北陸電力の説明は二転三転している。志賀原発は建設・運転をめぐる裁判で2006年に差し止め判決が出たが、2010年に最高裁で住民側の敗訴が確定した。
石川・志賀町で原子力災害が起きた場合の避難計画書では、幹線道路が住民の避難ルートとされている。しかし今回の地震では多くの区間で通行止めが続いた。また放射線を防護できる避難施設も地震の被害を受けた。志賀原発の避難計画にも不安があるという。
宮城・女川原子力発電所は今年9月に再稼働を予定している。地元の集落では原発事故の避難計画に不安の声がある。東日本大震災で女川町は津波により壊滅的な被害を受けた。女川原発は非常用発電機2台が停止。外部電源5系統のうち4系統も停止した。原発再稼働をめぐり、周辺住民が東北電力に差し止めを求める訴訟を起こした。原告団長は破綻した避難計画のもとでの再稼働はあり得ないと話した。
国内の原発は15か所、33基。東日本大震災後の新規制基準に適合した12基が再稼働している。5か所の原発について運転差し止めが命じられたが、いずれも上級審で覆った。大飯原発の運転差し止めを命じた元裁判長は、規制基準の根本のところがおかしいとし、国民の命と生活を守るのが裁判所の役割だと話した。
石川・珠洲市の高屋地区では、21年前、住民の反対によって原発の建設が中止になった。建設予定地は今回の地震で甚大な被害を受けた。原発建設計画が浮上したのは1970年代。中部電力・北陸電力・関西電力の共同開発で、高屋地区と寺家地区に原発が造られる計画だった。珠洲市議会はチェルノブイリ原発事故の直後に原発誘致を決議。推進派と反対派で町は二分された。30年近くに及ぶ反対運動により、2003年に電力3社は計画の凍結を発表。反対運動の中心となった塚本さんらは、嫌がらせを受けながらも声を上げ続けた。電力会社は原発の安全性を強調し、原発があれば町が豊かになると謳っていた。地震後、塚本さんのもとには、珠洲に原発がなくて良かったという声が届いている。
原発の再稼働や運転期間の延長が進んでいる。志賀町の町議は、原発事故の避難計画は絵に描いた餅だと話した。原発差し止めを命じた元裁判長は、将来の地震を想定できるという前提がおかしいと述べた。
福島第一原発の事故から13年。福島・双葉町では厳しい現実が続いている。4年前に町の一部で避難指示が解除されたが、今も町の85%が帰還困難区域となっている。埼玉で避難生活を続ける鵜沼さんは、先週、帰還困難区域の自宅に一時帰宅。建物は朽ち果て、竹に覆い尽くされていた。米作りが盛んだった双葉町だが、原発事故で田園風景は一変した。そんな中、木幡さんは農業を再開させ、出荷にこぎつけた。放射性物質を含む大量の土の処理も課題となっている。双葉町の伊澤町長は、日本のエネルギー政策の犠牲になったところが犠牲のままでいいのか問いたいと話した。
福島・双葉町から中継。町の85%はいまだ帰還困難区域で、至る所にバリケードがある。被災した鵜沼さんは帰りたくても帰れないのが現状だと話した。
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- 双葉町(福島)福島第一原子力発電所