日本では安楽死を認める法律や制度はない。都内に住むパーキンソン病患者の迎田良子さんは安楽死の法制化を心から願っている。迎田さんは海外で安楽死を認めてくれる団体を探し出し、2週間後にスイスを訪れた。安楽死当日、婚約していたが破断になったフランス人の元恋人が当初付き添う予定だったが直前に断られてしまった。準備が進む中で迎田さんは「病気になったから嫌だ安楽死だ、というのではない。基本は生きることですから。それがやむを得ないときに安楽死があるってことだから、そこのジャッジをしっかりしないと」と話す。誓約書の署名を終えベッドに横たわった迎田さんは「ここに来られて本当に幸せです。夢が実現しました」と医師に伝え旅立った。