テレビ討論会について。CNNの世論調査によると、「討論会の勝者はどちらだったか?」という質問に37%がトランプ氏、63%がハリス氏と回答した。米ブックメーカーでは、「大統領選勝つのは?」という質問に、討論会前はトランプ氏51.9%・ハリス氏46.4%だったのが、討論会後はほぼ同率となっている。専門家は「今回の討論会でハリス氏は”新しさ”を強調しており、それが無党派層の共感を得たのではないか」などと分析している。またトランプ氏は討論会中にハリス氏の方を一度も見ず、名前を呼ぶことすらなかった。これについて専門家は「トランプ氏はハリス氏のことなど眼中にないことをアピールし、バイデン政権への怒りや不満を露わにすることで態度を決めかねている有権者の共感を得ようとした」と分析した。ただ両者ともに決定打に欠けた印象があり、今後は7つの激戦州での”どぶ板選挙”がカギになってくるとのこと。