慶応大学メディア・コミュニケーション研究所・水谷瑛嗣郎准教授は「(生成AIによるフェイク動画の現状について)急速に生成AIツールは普及してきている。素人でも簡単に使える。お金がかからない。かなり注意をしてみないとわからないものが多い。政治家とかが喋っていないことを喋ったかのように加工した動画やニュース番組を偽った動画など真実化のように権威づけする」、「広がった理由は、政治的な目的、海外からの影響工作、収益を得るため」「(生成AIが選挙に与える影響は)見ている画像や動画を疑わなければいけなくなる。本物であっても疑い始めきりがない。情報空間の信頼性が失われていく」「(戦後最短選挙で)刺激的な偽動画などを流し有権者に反射的に判断をさせようという方向になっている。冷静に考える機会をどんどん狭めていく」「生成AIを使って選挙の候補者情報を得たり、政党の制作に関する情報を得たりする人が今後増えてくる。注意しなければいけないのは生成AIは中立ではなく、ハルシネーションもある。内容が捏造されたものが入っていたりする」「目の前に流れてきている情報がなぜ自分のスマホに表示されているのか仕組みを理解する必要がある。怒りを掻き立てたりあるいは驚かせたり、アテンションを引きやすいものが拡散されやすいので自分たちの画面に流れていく。冷静に熟考する時間を持つのが重要」と説明した。
