全日本空輸(ANA)・井上慎一社長に聞く。ANAの貨物輸送を大きく変える成田国際空港の第8貨物倉庫。広さは成田空港最大で東京ドーム1個分。荷物を運ぶのはロボット。荷物を荷台ごと持ちあげ、人に代わって24時間休みなく倉庫中を運び回る。さらに無人運転のフォークリフトや自動で荷物を搬入・搬出する棚など、人手不足に対応してあらゆる作業が自動化されている。ANAはこれまで空港内の6か所に分散していた倉庫をこの倉庫にすべて集約。取り扱いできる貨物量は25%増加した。成田空港を中継地点とする三国間輸送の際、成田での積み替え時間は40%短縮される。国際ハブ空港を目指す成田空港が2029年に3本目の滑走路の運用を始まるのに先立ちANAは貨物事業の強化を図っている。経営のサステナビリティに繋がると思っているので貨物事業は力を入れていきたいとした。ANAにとって分岐点は「チームANAの底力!」。パンデミックの間の3年強、残った社員で地を這うような中で努力を積み重ねてきた。足掻き続けた中で組織的に鍛えられた部分があり、今年度もこのままでいくと過去最高の収入になるということで、勢いが続いている原因を足掻き続けて頑張ってきた力が結集された結果だと思っている。
住所: 千葉県成田市古込字古込1-1
URL: http://www.narita-airport.jp/jp/
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