「日中韓サミット」は、新型コロナウイルスの世界的な流行の影響などを背景に2019年12月以降、行われていない。今回のサミット議長国は韓国が務めるが、外交筋によると、3か国での日程などの調整を経て今月26日から27日にソウルで開催されることが固まったという。岸田総理と中国の李強首相、韓国の尹錫悦大統領の3者が初めて会談することになる。日本と韓国は、核・ミサイル開発により脅威のレベルを上げる北朝鮮に対し、中国が役割を果たすよう求める見通しだが、中国としては、日本と米国、韓国の安全保障面での連携を揺さぶりたい思惑もあるものとみられる。