内田篤人が先月、日本代表からの引退を発表したバドミントンの桃田賢斗にインタビュー。先週中国・成都で行われた国別対抗戦「トマスカップ」。日本は準々決勝敗退となったものの桃田は出場した3試合で全勝。国際バドミントン連盟は異例の引退会見を行い、会場には入りきれないほどの記者が駆けつけた。桃田が一番印象に残っているシーンは、2018年のジャパンオープン初優勝。違法賭博で無期限出場停止から復帰した時期で「勝っても祝福してもらえないんじゃんかなとか、いろいろ考えながら試合をしている中で優勝した時に観客がすごく拍手を送ってくれたのを今でも覚えている」と振り返る。2019年には国際大会年間11勝というギネス記録を樹立。しかし翌年、マレーシアで交通事故に遭いシャトルが二重に見える症状が出るなど手術を余儀なくされた。1年後には実戦復帰し東京オリンピックに出場するが予選リーグ敗退。目の症状が完治していないことをひた隠し、再び世界のトップへ返り咲くためにもがき続けた。今後について「もっと親近感のある人間になりたい。ジュニアの選手たちともっとシャトルを打ちたい」などと語った。