日本遺族会の調べによると、会員は6年前と比べて4割近く減っている。日本遺族会では若い世代にも戦争の記憶を伝えていこうと孫などで作る青年部を各地で設立。山形でも設立され、去年から子どもの証言を撮影する取り組みをはじめた。遺族の証言を記録するインタビュー。撮影を担ったのは大学生の清水蒔咲さん、父親を戦争で亡くした祖母からの誘いをうけてこの夏から取り組みに加わった。撮影したのは父親をフィリピンで亡くした男性、高校進学をあきらめたという。この日、青年部のメンバーが集まって撮影した映像を編集について相談した。活動を続ける中、清水さんは祖母からも話しを聞いてみたいと強く思うようになった。戦地から届いた手紙には幼子を気にする父親の姿があった。清水さんは戦争の記憶を紡ぐ決意。