「これはDOGEの終わりではなく本当の始まり」、「私はこれからもホワイトハウスを訪れて、トランプ大統領の友人でありアドバイザーであり続ける」などとコメントしたイーロン・マスク氏。黒い帽子、黒いジャケット、黒いパンツ姿で会見に臨んだマスク氏はホワイトハウスで再び仕事をする意欲を見せた。マスク氏は政府効率化省の事実上のトップとして就任早々、数万人規模の公務員削減や一部連邦機関の閉鎖など、強引な改革を進めてきた。政府を私物化していると批判が広がり、全米でテスラの不買運動に発展。今年1～3月期のテスラの営業利益は前年同期比約7割減少。さらにスペースXでは超大型ロケット「スターシップ」の打ち上げに3回連続失敗するなど、本業に専念せざるを得ない状況となっている。会見で右目周辺にできたアザについて記者から問われるとマスク氏は「5歳児でも顔を殴る⋯それがXだった」などとコメントした。