臨時国会の会期は来月21日までの24日間で明日石破総理による所信表明演説が行われたあと、来月2日から各党による代表質問が始まる。今年度補正予算案の審議や政治資金規正法の再改正など政治改革の実現を巡って与野党の論戦が本格化する。先の衆院選で敗北し少数与党となった石破政権は重要法案の成立に野党の協力が不可欠な情勢で幅広い合意形成を図る必要に迫られている。一方の野党側は30年ぶりに衆議院の予算委員長を獲得したほか自民党が慎重な姿勢を崩さない企業団体献金の禁止に向けて攻勢を強める見通しだが、足並みがそろっているとは言い切れず与野党双方が課題を抱えた綱渡りの国会運営となる見通し。