天皇御一家はきのう、政府の担当者から能登半島地震の被害や復旧状況などについて説明を受けられた。説明はお住まいの御所で昨夜7時前から約2時間にわたり行われ、天皇皇后両陛下と長女の愛子さまは気象庁の森隆志長官と防災を担当している内閣府の高橋謙司政策統括官から地震の被害や救助活動、インフラの復旧状況などについて聞かれた。側近によると御一家は海底が広い範囲で隆起したことに驚いた様子で、避難所の状況に話が及ぶと備蓄が十分にあるのか心配し、半島部のため復旧が難しいのではないかと心配されていたという。また日本赤十字社への就職が内定している愛子さまは被災地でのボランティア活動について質問されたという。天皇陛下はおとといも政策研究大学院大学の廣木謙三教授と世界の水問題について話すなかで能登半島地震の津波や土砂崩壊の被害、断水とトイレの問題などについて説明を受けていて、その際「厳しい時期に起きた災害ですから」と被災した人たちを気遣われていたという。宮内庁は両陛下の被災地訪問に向け現地の状況やタイミングを見極めながら検討していくことにしている。
住所: 東京都港区六本木7-22-1
URL: http://www.grips.ac.jp/jp/
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