きのうから春節の大型連休に入った中国。海外旅行先として最も人気が高かったのは日本。都内の意外な場所にも中国人観光客の姿があった。東大のホームページによると、東大に通う外国人留学生5231人のうち7割近くが中国人だという。きのうも東大入学に興味を持つ中国人観光客が春節を利用して来日しキャンパスを見学しに来ていた。春節期間中の日本国内人気No.1は北海道。きのう開演前から長い行列ができていたのは旭川市にある旭山動物園。多くの動物の中で中国人観光客に一番人気なのが散歩をするペンギンの群れ。聞こえてきたのは職員が英語で呼びかける「マナー」の声。春節の観光客を取り込むため雪国の伝統行事「かまくら」を外国人観光客にも体験してもらう試みも。栃木・鬼怒川温泉では外国人観光客用のパンフレットを用意。外国人宿泊客数は調査開始以来初の5万人超で2024年は5万3846人。さらなる外国人観客の増加を目指し観光協会は鬼怒川の「鬼」と2月の「節分」「春節」を掛け合わせた新たな取り組みを始めた。観光協会がホテルに配っていたのは福豆と鬼のお面。お面を持って街中を歩くと割引やプレゼントなどの特典が受けられる。春節が終わる来月4日まで国内の観光地では忙しい日々が続きそう。