TVでた蔵トップ>> キーワード

「文明の生態史観」 のテレビ露出情報

鈴木さんのきょうの経済視点は『文明の生態史観』。鈴木さんは「1985年阪神タイガースが優勝した年以来の円安になっている。金利差が広がっているから日銀が動けばという話をしても、円安が止まらない。アメリカのエコノミストはイギリスのたどった道を思い出したらどうかという話をした。その時に思いだしたのが梅棹忠夫の文明の生態史観。文明の生態史観は世界を第一地域と第二地域に分けて日本と西欧が第一地域だと。梅棹忠夫先生が書いたときは強い経済を描いていた。そのあとを考えると日本とイギリスは共通性があった。世界の工場だった。世界の工場の地位を失ったイギリスがたどった道は1000円が1ポンドだったが、一番下ったときは88%下がった。日本が同じ道をたどるとすると75.82円から88%の円安でドル円が631円。イギリスの場合は基軸通貨の地位を失ったのが通貨の力を下げた。なんでこんな円安になっているのか、日本の経済の自力が落ちてきていることに目を向ける必要がある」などと述べた。石黒さんは「日本がデフレからインフレに大転換するために乗り越えなければならない壁。投資を通じた資産形成。アメリカやイギリスが家計の金融資産が伸びて、日本が伸びないかというと投資で資産形成行ってこなかった。来年拡充されるNISAを活用して資産形成をしていく。2つめの壁は転職文化の壁。アメリカは社会人に出てから30年で10回程度転職すると言われている。スキルアップして年収を上げていく。それにより自分自身の力を世の中に役立てていく。日本の平均転職回数は1回未満。多くの人が1社のみにとどまる傾向が強い。転職文化が根付くと企業も賃金を上げなければ人材が流出するという危機感を持って賃上げが行われやすくなる。投資と転職の文化が根付くと日本のデフレ脱却というシナリオも強固になっていくと思う」などと述べた。

© 2009-2024 WireAction, Inc. All Rights Reserved.