今年1月、高校生たちに授業を行ったのは福島原発事故の後、内部被曝検査に関わった専門家。森さんたちは住民の不安にどう寄り添ってきたのかを聞いた。坪倉教授は福島での経験をもとに相手の気持ちを汲むことの大切さを伝えた。アドバイスを受け、森さんたちはチラシを作り、地域住民を意見や不安に向き合った。意見を募集してから1カ月、森さんたちは住民から寄せられた意見や不安の声に答えた。
計画開始から1年半。今年3月、10個の街灯が灯った。クリアランス物を使った街灯が公共道路のインフラとしてリサイクルされるのは全国で初めて。この活動に共感した鹿児島の高校などからも街灯を設置したいとの声が寄せられ広がりを見せている。