パリ五輪・男子グレコローマンスタイル60kg級・準決勝:文田健一郎4−3ジョラマンシャルシェンペコフ(キルギス)。決勝:文田健一郎4−1曹利国(中国)。レスリング界に新たな歴史の扉が開いた。男子グレコローマンスタイル60キロ級・文田健一郎が、悲願の金メダルを獲得した。3年前、銀メダルに泣いた東京五輪。そして再び掴んだ大舞台。最愛の家族が見守る中、文田は相手をひっくり返すローリングで連続ポイントを奪うと、初戦、準々決勝と圧倒的強さをみせる。1点ビハインドで迎えた準決勝では投げ技も飛び出し、世界ランキング1位の相手に見事勝利。迎えた決勝では開始からパワー勝負で負けずに3点リードし、第2ピリオドではピンチをしのぎ、金メダルを獲得した。