学校での生成AIの活用について、文部科学省は2023年7月に暫定的なガイドラインを示し、検証を行ってきたが、12月20日の専門家会議で新たなガイドラインの案がまとまった。この中では「生成AIは使い方によっては有用の道具にもなりえる」と指摘し「学校での活用を一層充実させていく必要がある」としている。そのうえで、子供達の学習での利用や教職員が業務で使う際などの具体的な活用例を示し「子供の学習では生成AIの誤った回答などを教材にして、その性質や限界に気付かせること」や「英会話の相手」などでの活用を挙げている。一方で「小学校の児童が直接使うことは慎重に見極める必要がある」としている。文科省は年内にもこの新ガイドラインを公表し、学校での活用を促していくことにしている。