文部科学省は社会人が教員免許を取りやすくするため、大学院での履修期間を1年以内に短縮する新たな教職課程を設ける方針を決めた。これは文部科学省が22日行われた中央教育審議会の部会で示したもの。教職課程を履修していない社会人が大学院で教員免許を取るために必要な履修期間は一般的に3年とされているが、新たな教職課程では1年以内に短縮するとしている。必要な単位のうち、3割にあたる20単位は社会人での経験を踏まえて修得済みとみなされるほか、学校現場での実習期間中も臨時免許を交付することで給与を得られるという。OECDの調査によると、ほかの職業を経験したあと教員になった「セカンドキャリア教員」の2024年の割合は、OECD平均が8.4%だったのに対し、日本は0.9%にとどまっている。文部科学省は、多様な経験を持つ社会人を学校現場に呼び込むことで教員のなり手不足の解消につなげたいとしていて、2030年度までに新たな教職課程を導入する予定。
