来年度予算案の編成に向けた鈴木財務大臣と各大臣の折衝は今日と明日の2日間に渡り財務省で行われ、今日は9人の大臣らと折衝を行い齋藤経済産業大臣とはフィルム型の次世代対応電池や海に浮かべる浮体式の洋上風力発電など、脱炭素の実現に向けた設備投資などを支援する予算を拡充する方向で調整する。斉藤国土交通大臣とは上水道の整備事業などが厚生労働省から国土交通省に移管されるのに伴い、自治体が老朽化した上下水道の工事を一体的に行う場合、関連費用を補助する制度を設ける方向で協議する。明日は5人の大臣と折衝を行い、武見厚生労働大臣とは診療報酬や介護報酬の改定率について話し合う。これまでの調整で診療報酬は全体でマイナス改定で介護報酬はプラス改定する方向となっており、医療従事者や介護職員の賃上げの必要性を踏まえ改定率を最終的に決定する見通しである。