読売新聞によると、選挙期間中、斎藤元彦前知事には約400人のボランティアらが街頭演説や支持者らと交流する様子を撮影・編集しSNSで拡散させたという。産経新聞によると、斎藤元彦前知事のXのフォロワー数は20万人超となった。さらに毎日新聞は、NHKから国民を守る党の立花孝志党首らが立候補し動画サイトなどで、斎藤元彦前知事のパワハラ疑惑などを否定したことも追い風になったとみられるとしている。共同通信によると、斎藤元彦前知事は10代~30代で稲村氏の2倍以上の支持を得たとされている。中央大学・佐々木信夫名誉教授は「再選は有権者の意思として尊重すべき」とした一方で、「兵庫県議会86人の議員全員が辞職を求めたことも事実」「文書を作成した県の元幹部を自殺したとみられていて真相は明らかにすべき」と話している。兵庫県議会によると、今後も百条委員会の調査など続くととも第三者委員会による調査結果が来年3月を目処に公表される予定となっている。佐々木さんは斎藤元彦氏と議会との関係修復が当面の課題だとしている。