兵庫県・斎藤元彦知事のおねだりやパワハラ疑惑。告発文をめぐる百条委員会で斎藤知事の2回目の証人尋問が行われた。百条委員会の証人尋問でウソの証言をした場合、禁錮刑や罰金刑などが科される可能性もある。おねだり疑惑については認めた。姫路城のレゴブロック、スポーツシューズ、カニなどはもらったという。職員のアンケートによると「出張先での飲食は原則ゴチのタカリ体質」。唯一返却を指示したのは「コーヒーメーカー」だった。斎藤知事は「家電製品は高額なので」と説明。しかし、職員によると「先方からコーヒーメーカーを手渡され受け取っていたが記者から受け取るのか?という趣旨の質問をされて返していた」という。斎藤知事は告発文書の犯人捜しを指示したと認めた。今回の告発文書は県の通報窓口を利用しており、通報した人を保護する観点から告発者捜しをすると法に触れる可能性もある。斎藤知事は「違法であるとの認識はない」「文書は誹謗中傷で公益通報には該当しないと今でも思っている」と主張。元幹部職員は懲戒処分となり自殺したとみられる。斎藤知事は「亡くなられたことは残念だが対応は一つ一つやってきた」「道義的責任はない」と語った。