国会ではきょうの会期末を前に、土曜日のきのう野党7党が提出したガゾリン税の暫定税率を廃止する法案の審議が行われたが、与党の反対で採決は行われず国会は事実上閉幕した。立憲民主党の斎藤参院国対委員長は「最後の終わり方は本当に悔しい」とコメントした。ガゾリン税の暫定税率廃止法案は、与党が過半数割れしている衆議院の本会議で一昨日可決され、きのう参議院の財政金融委員会で質疑が行われた。自民党と立憲民主党と参議院幹部が3度にわたって協議したが、自民党は法案の採決に応じなかった。自民党の石井参院国対委員長は「会期末ギリギリで、チェック機能である参院の機能を十分に果たすことができない」などとコメントした。立憲など野党が提出した三宅参院財政金融委員長の解任決議案も、与党の反対により参議院本会議での採決は見送られた。ガソリン減税法案は、採決が行われないまま廃案となる。