クマに関し、秋田県は21日、緊急の対策会議を開いた。そのなかで近年秋田県内で起きたクマによる人への被害の発生パターンを3つに分類し発表している。1つ目は「防衛目的の攻撃」。子連れの母グマなどが自身や子グマを守るために人に攻撃をしてくるパターン。2つ目は「偶発的な衝突」。何らかの理由で焦って移動しているクマの進路上にいて接触してしまうケース。こういった場合はクマに人の存在を知らせるための鈴やラジオの音で対策をすることが可能。3つ目は「積極的な攻撃」。最初から人を狙い攻撃してくる最も恐ろしいパターン。報道によると警察官を今回襲ったクマはこのタイプとみられている。秋田県によると人が持っている食べ物を奪う、人そのものを“食べ物”と認識している2つのパターンがあるとのこと。逆に鈴やラジオで人の存在を知らせると寄ってくる恐れがある。今回警察官は9人でいたところを襲われた。積極的な攻撃型のクマについて日本クマネットワークの小池伸介代表は「人を襲って持っていた食べ物を得たり、人が捨てた弁当がらなどをあさったりする。それを積み重ねることで人から簡単に食べ物が手に入ると学んでしまう」と話す。秋田県によるとこのような特殊なクマは数は少ないそうだが、同一個体が連続して事故を起こす危険性が高いという。秋田県は現場の山林を含むエリアを入山禁止にしたうえで隣接する4つの県に対し入山禁止の周知などを徹底するよう要請している。問題のクマが駆除されるまでは山に入らないことが現状我々にできる唯一の対策、などと伝えた、などと伝えた。