定置網にかかったクロマグロを海に戻す漁師たち。背景にあるのは、国際的なルール。クロマグロの資源量は、乱獲などの影響で大きく減少し、2010年には歴史的な低水準まで落ち込んだ。このため国際会議で厳しい規制を導入。すると、資源量は急速に回復し、2021年には合意された目標を上回る状態になっている。クロマグロの漁獲枠をめぐり、長崎市で太平洋クロマグロ国際会議が行われている。12の国と地域が参加し、きのうから本格的な議論が始まった。日本側は、30キロ以上のマグロの漁獲枠を25%増やすよう求める一方、資源保護のため小さいマグロを6%減らす案で議論を進める方針。これに対し、アメリカなどは大型マグロの漁獲枠を増やすことに一定の理解を示しているが、小型のマグロを20%程度減らすよう主張している。議論は来週火曜日まで行われ、合意すれば11月からの国際会議で正式決定される。
