全日本高校女子サッカーの2016年度大会で日本一になったのが東京の十文字高校(東京・豊島区)。8大会ぶりの頂点を目指す現在のチームを引っ張るのがトレードマークは白いヘアバンド、キャプテンの新井萌禾(3年)。1年生からレギュラーで全国大会決勝に2度出場。しかし2年連続準優勝。最高の結果で先輩たちを送り出せず涙を流した。高校最後の冬、キャプテンとなった彼女を支えるのが祖母の好子さん。新井はこれまで片道2時間かけて通学していたが、孫の負担を少しでも減らすためにアパートで2人暮らしを始めたそう。この日のごはんはオムレツ。新井は「本当に感謝しかない。一番恩返ししたい存在」などと話した。