来月1日に山開きを迎える富士山。きのう、5合目の山梨県側の登山口で行われていたのはスタッフらの予行演習。これまで富士山の登山を巡っては、夜通し山頂を目指す“弾丸登山”や軽装登山者が問題視されていたが、今年は対策を強化。登山道への出入りを規制する常設ゲートが完成。鉄骨造りで高さ約3.5m、幅約8mにもなった。山梨県側では去年、仮設のゲートを設置。設置前のおととしの救急搬送の数が46件だったのに対し、ゲート設置後の去年は27件と半数近く減っている。今年はさらに対策を強化。山梨県富士山観光振興監・三枝徹さんは「富士山という唯一無二の価値を持つ山を十分に楽しんでいただければと思います」とコメントした。来月10日に山開きを迎える静岡県側の登山ルートは山梨県のようなゲートの設置について「地形が異なるので難しい」としているが、登山者の服装などを確認する仮設小屋を設置する作業を進めるなど、対策を急いでいる。
来月の山開きに向けて対策が進む一方で、富士山周辺を巡っては新たな問題も。山梨・富士吉田市の観光名所、新倉山浅間公園では今月7日から3日連続で4回にわたりクマが目撃された。いずれも子グマとみられ、市は同じ個体が繰り返し目撃されているとみている。富士吉田市ではおととい、猟友会と共にクマの追い払いを実施。おとといは近くでクマは発見されなかったが、引き続き注意が必要だという。
来月の山開きに向けて対策が進む一方で、富士山周辺を巡っては新たな問題も。山梨・富士吉田市の観光名所、新倉山浅間公園では今月7日から3日連続で4回にわたりクマが目撃された。いずれも子グマとみられ、市は同じ個体が繰り返し目撃されているとみている。富士吉田市ではおととい、猟友会と共にクマの追い払いを実施。おとといは近くでクマは発見されなかったが、引き続き注意が必要だという。
住所: 山梨県富士吉田市新倉3353-1