今若者の間で海外留学の希望者が増えており、中でも距離が近く漢字が使われている日本が人気だという。都内には留学を目指す中国人向けの進学塾がいくつもある。「行知学園」にいた全員が、中国の高校を卒業し日本の大学を目指す学生である。多くの学生が受験戦争と就職難を避け、日本を選んでいると答えた。一般的に日本の大学に入るには、留学生向けの共通テスト「日本留学試験」を受け、その後各大学の入学試験に合格しなければならない。この塾では日本語以外にも基礎学力も習得する必要があり、1年以内で全14冊の教科書を覚えるのが基本だという。学生たちが理解しやすいよう、科目によって日本語と中国語を使い分け授業している。最近は芸術大学を目指す学生が増えており、この塾にはデッサンを描くなど美術大学を目指す学生向けのコースも用意されている。中国では著名な芸術大学は数校しかなく、倍率が高い。