時は令和。パンチパーマに復活の兆しが。その名も「濡れパン」。昭和のパンチパーマをアレンジしたもの。特徴は大胆な刈り上げとジェルで作る濡れ感。新時代のパンチパーマも汗を流す男の思いから始まった。かつて男の象徴だったパンチパーマだったが今は悩める人にも寄り添う。この日、お店には各地の理容師たちが集まった。年40回理容師たちに濡れパンの技術を伝えている。半世紀前に生まれた灯火、その熱は伝導し時代を巻き続けている。北九州のお店でも今もパンチパーマを求めて多くの客が訪れている。先代が他界したのは13年前。無くなる2日前まで店に立っていた。