認知症の原因の1つとされるアルツハイマー病に対する新薬「レカネマブ」について、厚生労働省は午後6時から使用を認めるか審議を行うという。レカネマブはアルツハイマー病の原因物質であるアミロイドβに直接作用する薬で、病気の進行を遅らせる効果が期待されている。治験では有効成分が入っていない薬を投与したグループと比べ、レカネマブを投与したグループは1年半後の認知機能の低下を約27%抑制できたとしている。研究グループによると、早期の患者がより重い症状に進行するのを平均2~3年遅らせられるとのこと。一方課題として、効果が期待できるのは症状が軽い早期の患者に限られていて、薬価はアメリカでは年間約385万円に設定されているという。日本での価格は未定だが、保険適用の対象となれば、保険財政のひっ迫につながると懸念されている。専門家は薬の値段に見合った効果があるか様々な角度から検討を行うべきだとしている。今日の審議でレカネマブが承認されれば、アルツハイマー病の原因物質の1つを取り除くための初めての薬が、国内で製造・販売できるようになるとのこと。
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URL: https://www.bri.niigata-u.ac.jp/
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