続いて月岡温泉へ。開湯は1915年。今回は温泉街の一角にある二階建ての旅館「広瀬館」に泊まる。創業100年を超える老舗。改装されて真新しくもあるが、各部屋には創業当時の趣も残されている。男女別の内湯には、タイルづくりの湯船にきれいなグリーンの湯が張られている。泉質は含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸温泉。42℃ほどの心地よい温度。ゆで卵のような香りの中に少し石油のような香りも交じった不思議なお湯。大正時代、もともと温泉ではなく石油を掘ろうとしていたという経緯もある。部屋には広い貸切風呂もある。まん丸い樽の湯船。