栃木県鹿沼市。タクシーの上のあんどんは、シューマイになっていた。さらに街のあちこちでシューマイののぼりやオブジェ。新鹿沼駅には冷凍シューマイの自動販売機も。鹿沼商工会議所所長・水越啓悟さんが「鹿沼は製造業のまち。観光というと宇都宮や日光に行く人が多かった」などと述べた。2020年、新型コロナウイルスが蔓延し観光を盛り上げるには難しい状況となった。考えた結果思いついたのは、横浜シューマイ弁当の初代社長・野並茂吉さんの出身地であること。コロナ禍の真っ只中、「かぬまシウマイプロジェクト」がスタート。シューマイの作り方講座を開設。自由な発想がシューマイに広がっていった。そば店、スイーツ店、寿司店のシューマイの紹介。寿司店おかみ・吉澤香織さんが「同じ目標を持ってアイデアを出し合い、明るい気持ちになった」などと述べた。もともとは中国料理の5軒が提供するだけだったが、52軒が参加。現在は81軒まで増えた。さらに2023年からはシューマイの博覧会を開催。他の産業にも広がっている。地元で盛んな木工業は、せいろを開発。クラフトビール店では、スパイスビールが誕生。ビール職人・有馬明日香さんが「飲み物でも楽しんでもらおうと」などと述べた。
