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「日暮里(東京)」 のテレビ露出情報

小川久美子さんはフリーランスで事務所を持たず、作品ごとに作業場を借りる。来年に公開となる映画の舞台はバブル時代で、エキストラを含めた全キャストの衣装は500着以上にのぼる。時代の空気を掴もうと、図書館で様々な雑誌に目を通した。「キル・ビル Vol.1」では衣装の準備にとどまらず、雪上でどのような色が映えるかなど画面としてのデザインにも携わった。前田哲監督は助監督時代から30年、小川さんの仕事を間近で目にしてきた。小川さんにはオファーが殺到していて、演者よりも先に依頼する必要があるという。
映画「国宝」で脚本を読んだ際、小川さんは主人公の喜久雄は紫、俊介は明るいブルーと想起し、鑑賞者が2人を区分けできるようにした。喜久雄が芸へ没頭していくとともに、衣装はモノトーンに。吉沢亮は「外見はすごく演じる上で内面にもものすごく響いてくる」などと話す。小川さんは美大を卒業後、ファッション誌のスタイリストとしてキャリアをスタートした。薬師丸ひろ子の主演作「セーラー服と機関銃」を担当した際、薬師丸が通っていた高校の制服をデザインに取り入れた。相米慎二監督からは「目で考えてくれ」と指摘されたという。
次回作の主人公は女性弁護士で、3人の子どもを育てる。小川さんはどのような色が主人公や脇役に相応しいか、時代をうつす色は何かを模索し、問屋街にも足を運んだ。小川さんは「これで映画が面白くなるのか、このキャラはこれを着て芝居をやったほうが深くなるのか、いろんなことを考えます。人間がやっぱり好きなんですかね」と語った。映画の撮影が終わるまで、色との格闘の日々が続く。

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