オフィス向けの家具を紹介する日本最大級のイベント「オルガテック東京2025」が始まった。働き方が多様化し、オフィスを快適に過ごすための投資が活発になっている。日本オフィス家具協会・貫名英一専務理事は「コロナ後オフィスの使い方が見直されていて、新しいオフィスをつくろうと非常に活発な状態」などと話した。AH Products・原田暁代表取締役は、背もたれがないのに長時間快適に座っていられる世界初の特許を取得したイス「LaLaCoチェア」を紹介。都内の大手IT企業では本格的に導入されている。別のブースでは、使い方に合わせて自由に組み合わせられるソファー「BITMAP」や座る位置で視線の向きや距離が変化するテーブル「Centra」が展示されている。イトーキ広報課・松尾陽さんは「オフィスに投資していこうと意識が変わってきている」などと話した。オフィスなどで導入されているLED照明「Synca」は、光の色が暖色系へ変化することで働く人の集中力がアップし夜には眠りやすくなるという。