神戸の洋菓子マーカーのモロゾフは昭和7年発行のカタログで2月14日にチョコレートを贈るスタイルを紹介し、昭和33年には東京のメリーチョコレートが都内の百貨店で日本初といわれるバレンタインセールを開催した。セール当初は売れ行きが芳しくなかったものの、インスタントカメラで撮影した自分の写真をパッケージにするチョコなどでバレンタインを盛り上げていった。80年代には義理チョコ文化がブームとなり、ユニークな商品が生まれていった。義理チョコを初めて提唱したのは経営コンサルタントの志村ゆうさんで、スタッフからもらった義理のチョコレートがキッカケで思いついたという。