東京・渋谷区のIT企業で働くこの青年。彼にはもう一つの顔がある。6年前、青山学院大学の一員として箱根駅伝に出場した吉田祐也。区間新の快走で注目を浴びた。間もなく始まるアジア大会のマラソンの金メダル候補。今年2月の別府大分毎日マラソンでは、記憶に残る名勝負を繰り広げる。吉田とともにスタートラインに立ったのはシン・山の神の黒田朝日。2人を指導する原監督が解説席から見守る中、激しいデッドヒートを繰り広げる。同門対決を制した吉田が日本人トップ2時間6分台の好記録でアジア大会代表の座を勝ち取った。今や日本のトップを争う吉田だが、大学3年まで無名のランナー。原晋は吉田について、身体能力は高い方ではない、どちらかというと低い方だと話す。彼は以下にしてその力を磨いたのか。
