連合の定期大会がきのうから始まり、支援を受ける立憲民主党の泉代表や国民民主党の玉木代表が出席した。この大会に岸田首相が自公政権の総理大臣としては福田元首相以来16年ぶりに出席。労働界とも連携して持続的な賃上げの実現を目指す考えを強調した。連合の芳野会長は「賃上げの取り組みは国を挙げた最重要課題。政労の対話が実現されるべき。連合は対話の窓を常にオープンにして取り組んでいく」とした。岸田首相としては選挙をにらみ、野党を支援する連合に接近し取り込みを図る狙いもあるとみられる。首相補佐官には矢田稚子元参院議員が起用され、立憲民主党からは野党が分断されかねないとの警戒感も出ている。