全国的に流行しているインフルエンザ。今月19日までの1週間の患者数は、1医療機関当たり18.38人と、前の週から半分近く減った。だが、持病がない人などが重症化するケースや、外国人観光客の患者も増え、対応に追われる医療機関もある。日本医科大学付属病院では、インフルエンザとマイコプラズマ肺炎に同時に感染し、集中治療室で治療を受けている患者もいる。流行が続く中、東京駅近くのクリニックでは、先月下旬から外国人観光客のインフルエンザの感染確認が相次ぎ、1日20人以上の日もあった。東京都新宿区にある病院では、英語や中国語を話せるスタッフを常駐させ、受け付けや診察などの対応を行っている。旅行保険の加入状況を事前に確認するなど、日本人の患者と比べて1人にかける時間は長くなる。外国人の患者と医療機関とのやり取りをテレビ電話などを使って遠隔で通訳する専門のサービスの利用が増えている。英語や中国語、スペイン語、アラビア語など、32の言語に対応している。インフルエンザの流行について専門家は、全国的には流行のピークを越えたと見られると指摘したうえで「別のタイプのウイルスにかかることもあるので注意が必要」とコメント。
住所: 東京都文京区千駄木1-1-5
URL: http://hosp.nms.ac.jp/
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