廃炉をどうしていくのか。日本原子力学会・福島第一原発廃炉検討委員会・宮野廣委員長は、デブリの取り出しが終わる時期、そして、その処分方法も決まっていない中、原発の敷地を再び利用できるまでには、100年、あるいは300年かかるという試算を示している。宮野委員長は「廃炉そのものは、100年スパンで考えなきゃいけない。取り出してきたデブリ、放射性廃棄物をどこでどうするのか、大きな議論でなくてはいけない。(福島第一原発の)中だけか、外に持っていき作業をするか持含めて考えなくてはいけない。それをどう選択するかは社会が決めなければいけない」と語った。