新米が入荷され、品薄は順次解消されるみとおしだが、心配されているのは価格。千葉県産コシヒカリ5kgの価格は去年2646円だが、今年は3456円。農林水産省によると、7月末時点のコメの民間在庫量は82万tで、去年同時期を40万t下回る水準となったが、坂本農林水産大臣は「コメの品薄は順次回復していく見込みだ」と話した。新米の価格がなぜ高騰しているのか。要因の一つはやはり今の“コメ不足”にあるという。米の主な流通経路の大半はJA等を通じて消費者の元に届けられるが、JA以外の業者が「高い価格でも新米を手に入れたい」と仕入れ値を引き上げているという。概算金が高めに設定される傾向があり、それに伴ってコメの価格が高騰している。