中国の王毅外相はきのう、都内で日中友好議員連盟の会長を務める自民党の森山幹事長や、日本国際貿易促進協会の会長の河野洋平元衆議院議長らと面会した。関係者によると、この中で王外相は東京電力福島第一原子力発電所にたまる処理水の海への放出を巡り、ことし2月にIAEA(国際原子力機関)の枠組みの下で行った2回目の追加的な調査の中国側の分析結果が近く示されると明らかにし、問題がなければ進展につながるという見通しを示した。日本産水産物の輸入再開の時期などは示さなかった。一方、関係者によると森山幹事長は、日中友好議員連盟の会長として、来月下旬にも中国を訪問する意向を王外相に伝えたという。