薬物事件をめぐり、日本大学は今月1日、理事会を開きアメフト部を廃部とする方針について話し合ったが複数の理事が廃部に反対したことなどから結論は出なかった。関係者によると理事会では廃部とする代わりにアメフト部自体は残したうえで部員全員を一度退部させ、一人ひとり的確かをチェックしたうえで入部させる案が上がっていることが分かった。このほか予算的に優遇されている現在の競技スポーツ部から学生部管轄の運動部に格下げするなどの代替案も上がっているという。仮に格下げとなれば、推薦入試で部員を募集できなくなる。日本大学はこうした案などを廃部の方針と合わせて引き続き理事会で協議し、今月末までに結論を出す方針。日本大学はきょう午後4時から林真理子理事長が会見を開き、大学の対応などについて説明する見通し。