- 出演者
- 福澤朗 今田耕司 菅井友香 兵動大樹(矢野・兵動)
今日は鑑定団ファンという小学生のお宝や、来館者数が激減している埼玉・加須未来館のお宝が紹介される。出張!コーナーは島根・雲南市で強烈キャラが続々登場。
今田さんはプライベートで菅井さんの姉に遭遇したエピソードを紹介した。
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今日のゲストは矢野・兵動の兵動大樹さん。NSC大阪校9期生として1994年に上方お笑い大賞最優秀新人賞を受賞したものの、その後は苦戦が続いた。しかし、2007年の「人志松本のすべらない話」でMVSを3度獲得したことをきっかけに知名度を延ばし「兵動大樹のおしゃべり大好き。」は90分に渡るトークを繰り広げる物となっていて、9月から新たな公演も行われる。
兵動さんのお宝はいただいたレゴブロックのバットモービルだという。実際に動かすことも可能となっていて、歯車が回ることでタイヤや火を吹く様子を楽しめる。しかし、箱などはなくなってしまったという。予想は20万円だったが、評価額は2万円だった。藤井龍幸氏はレゴ社とDCコミックスのコラボ品で日本では発売されず米国では70ドルだったと紹介。新品であり箱付きであれば20万円の値が付いたという。
依頼人は、神奈川県横浜市の松平さん親子。依頼品は、黒船来航の絵巻。祖母の家で見せてもらったものだという。嘉永6年6月3日、アメリカ海軍のマシュー・ペリー率いる黒船が来航した。旗艦・サスケハナ号は蒸気船で、全長約76m。日本の大型船に比べ3倍ほどの大きさだった。ペリーの目的は、フィルモア大統領の国書を渡し、国交を結ぶことにあった。6月9日、久里浜で国書の受け渡しが行われた。ペリー側は、兵士など300人が上陸し、幕府側は、彦根藩など5000人を配置した。翌年、ペリーが再び来日し、横浜で1ヶ月に渡り会談が行われた。下田と箱館を開港することを約束し、嘉永7年3月3日、日米和親条約を締結した。黒船来航の様子は、幕府などの御用絵師たちにより克明に記録された。依頼品は、サスケハナ号をはじめとする4隻の黒船、アメリカ人将兵の姿などが詳細に描かれている。久里浜での国書受け渡しの様子が細かく描かれた見取り図などもある。
黒船来航の絵巻の本人評価額は30万円。結果は100万円だった。黒船来航の絵巻に間違いないとのこと。
島根県雲南市で出張鑑定。雲南市は今年市政20周年を迎えた。江戸時代には砂鉄と木炭を用いて鉄をつくるたたら製鉄の町として栄えた。現在も年数回、技術の伝承を目的にした実演が行われている。自然では龍頭が滝がある。名物グルメは焼きサバ。
巨勢さんの依頼品は内藤伸の木彫像。昭和30年頃、曽祖父が当時の島根県知事から譲り受けたものだという。それを受け継いだ祖父から3年前に結婚祝いとしてもらったという。本人評価額は50万円で結果は200万円だった。
昭和7年生まれの大野栄一さんの依頼品は森狙仙の猿の掛け軸。45年前、申年生まれのため、猿の掛け軸を持っていた方がいいと勧められ、買い求めたという。価格はカローラ1台分くらいだったという。本人評価額は100万円で結果は2万円。森狙仙の作品ではないという。
絵とカラオケが趣味の渡部満善さんの依頼品は金重陶陽の備前焼の茶碗。40年ほど前、松江市で開かれた骨董市で発見。当時壺も合わせて、160万円くらいで購入したという。本人評価額は100万円。
出張鑑定人に登場した金重陶陽の茶碗。本人評価額は100万円だったが、結果は本物で80万円。
狩野京子さんは映画「おくりびと」でも知られる納棺師。納棺師の仕事は遺体をきれいに整えて棺に納める。お宝は江戸時代後期に京の都で活躍した絵師・岸連山の三幅対。落ち着いた色合いが気に入っているため、これを眺めて日々の疲れを癒やしている。しかし、父のものだという。父は骨董収集家で、これは50年ほど前に手に入れたもの。6年前、自宅の床の間に飾るのにぴったりだと思い、借りてきたが、返すこともせず放置していた。そこで父に無断で鑑定団に応募。本人評価額は10万円だが、結果は本物で35万円。岸連山は岸駒が開いた岸派の絵師。岸駒は大胆な構図や鋭い筆使いで有名だが、そこに品格のある柔らかさを持ち込んだのが岸連山。
千原八重子さんは美容師一筋60年。お宝は古い髪飾り(櫛・かんざし・笄)5組。50年前、母が亡くなり、形見分けをすることになったのだが、8人きょうだいの末っ子だったため、最後に残っていたこれしか貰えなかった。しかし、既に美容師として働いていたため、自分にふさわしい物を貰ったと大切にしてきた。本人評価額は30万円も結果は15万円。コレクションアイテムとして人気はあるが、作者名がはっきりないと高価にならないとのこと。大正~昭和の極始めにかけての作風だという。
続いての依頼人は埼玉県・加須市の市長・角田守良氏。今回は加須市にある加須未来館を助けてほしいとのことで番組に応募をしたという。加須未来館は超高解像度のプラネタリウムを備えるなど科学などについて学べる施設だが、近年は展示品がありきたりということで来館者数が激減しているという。このためリニューアルを検討しているが、財源確保が課題だという。このため加須未来館の目玉のお宝を売却して財源を確保するため番組に鑑定を依頼した。持ち込んだお宝は実際に使用されたロシア製の「ソコル宇宙服」。23年前のオープン当初時に購入したもので、当時は500万円で購入した。この宇宙服はロシアの宇宙飛行士 ヴィクトル・アファナシェフが1999年にソユーズでミール宇宙ステーションに滞在する際に着た物。
お宝鑑定依頼を大募集!お宝の写真とエピソードを添えてご覧の宛先まで。詳しくは番組ホームページまで。
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このあとのWBSでは宇都宮市の地価上昇理由などを報じる。
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