新築分譲で外部管理者方式を採用しているというマンションに住む男性は、当時は管理人修繕費を出すだけだと思っていたと振り返った、管理の方法・設備工事のタイミングは管理会社に委託していたものの、管理費が赤字となる様子が見られた。支出の内訳を調べると共用設備のリース料金が上がっていた事が確認できた。問い合わせに対し管理会社はリースの割引が終わったことが理由だと説明したものの、事前に説明がなかったことに男性は不信感があったという。さらに、この企業は補修や工事もグループ企業に発注していた事を確認し、男性は工事も説明無く行われたと主張するとともにお金がどう使われているか監視しないといけないと感じたという。別のマンションでも当時外壁のタイル3万枚を張り替える予定だったが接着剤を用いて補修する工法に突然変わる様子も見られ、こちらも納得の行く説明はなかったが、この会社では修繕積立金の口座通帳や印鑑も会社が保管していたという。工事が全て終了すると管理会社側は変更について謝罪した一方で、接着剤の注入は想定よりも作業が多く新たにタイルを張り替えるのと同じ費用がかかったと説明していた。