アフガニスタンでタリバンが復権してから4年となったのに合わせて、暫定政権の有力閣僚、ハニフ経済相がきのうNHKの単独インタビューに応じた。ハニフ経済相は先月、ロシアが世界で初めてタリバンの暫定政権を正式に承認したことについて、投資や地下資源の開発など、ロシアからの経済協力が進むことに強い期待を示した。その上で、ロシアとの関係強化を弾みに、国際社会からの孤立脱却をねらう姿勢を強調した。一方で、女性の教育や就労の権利を厳しく制限していることが、日本や欧米諸国から問題視されていることについては「我々は女性の人権を侵害していない。他の国々は我々の立場を尊重すべきだ」という従来の立場を繰り返した。
