2025年8月17日放送 7:00 - 7:40 NHK総合

NHKニュース おはよう日本
米ロ首脳会談続報▽映画「国宝」衣装秘話

出演者
南利幸 清水敬亮 井上二郎 赤木野々花 
(オープニング)
オープニング

オープニングで出演者が挨拶した。

(ニュース)
宮崎で震度4 津波被害の心配なし

宮崎県で震度4の揺れを観測する地震があった。津波被害の心配はない。気象庁によるとこの地震で宮崎県では20cm未満の潮位の変化の可能性があるが被害の心配はないという。震源地は日向灘でマグニチュードは5.8と推定されている。

トランプ氏 “停戦ではなく和平合意を”

アラスカ州で米ロ首脳会談が行われウクライナ情勢をめぐり両首脳の発言が注目されたが停戦の進展について具体的な言及はなかった。会談後、アメリカ・トランプ大統領はSNSで“ウクライナ・ゼレンスキー大統領やヨーロッパの指導者らと電話で話した”と明らかにし“残虐な戦争を終わらせる最善の方法は戦争を終結させる和平合意を直接目指すことだ”と投稿した。アメリカ・ニューヨーク・タイムズはヨーロッパの複数の高官の話として“東部2州をロシアに明け渡せばすみやかな和平合意が可能”との認識を伝えた。またトランプ大統領はヨーロッパの指導者に“ロシアは残りの地域で停戦し再び攻撃しないことを書面で約束した”と説明したという。ロシア・プーチン大統領はウクライナでの停戦をめぐりロシアの立場に沿った形で解決につながるとの認識を示した。今後焦点になるのはウクライナ、ロシア、アメリカの3者会談に向けた動き。ウクライナ・ゼレンスキー大統領は18日にワシントンでトランプ大統領と会談し今後の対応を協議する予定。3者会談に向けてはヨーロッパも支援する姿勢。ヨーロッパ6か国・EU首脳は共同声明で領土に関してウクライナを抜きに話し合われてはならずロシアに圧力をかけ続けるヨーロッパの立場を強調した。日本政府は早期の全面停戦などに向け各国と緊密に連携していく方針。

各地で猛烈な暑さ 北日本大雨見込み

きょうも九州から東北にかけての各地で猛烈な暑さとなる見込みで特に関東では危険な暑さが予想されているところもあり熱中症への対策を徹底してください。また北日本では前線の影響で雨が強まり北海道では土砂災害の危険性が高まっている地域があり土砂災害などに警戒が必要。きょうはUターンラッシュで混雑が見込まれている。中央自動車道・山梨県・上野原ICからの中継映像(東京方面・甲府方面)の映像とともに日本道路交通情報センターの渋滞予測。東京駅の中継映像とともにJR各社による鉄道の混雑ピーク予想と羽田空港の中継映像とともに日本航空、全日空の混雑予想を紹介した。

(気象情報)
気象情報

群馬県前橋市の中継映像とともに気象情報を伝えた。

(ニュース)
人と接触繰り返し ヒグマの行動変容か

北海道の知床半島にある羅臼岳で、登山中の男性がヒグマに襲われ、翌日、遺体で見つかった事故で男性の死因は外傷による失血だったことがわかった。羅臼岳の登山道は今も閉鎖されていて、道路脇には登山客の入山を禁止するための看板がきのう、設置された。毎年この時期、多くの人でにぎわう国設知床野営場も予約の半分以上がキャンセルになった。事故が起きた羅臼岳がある知床半島は2005年に世界自然遺産に登録され、年間およそ180万人が訪れる人気観光地となった。一方で、世界有数のヒグマの生息地でもあり、半島全体に合わせて200頭から500頭が生息しているとされる。北海道大学大学院の下鶴倫人准教授は、観光客が近づいたり、餌を与えたりすることによって、一部のクマの行動に影響を与えている可能性を指摘した。

びわ湖で発見! 謎のカワニナ

滋賀県の琵琶湖にはカワニナという巻き貝がたくさん生息している。今回、表面がゴツゴツしている新種のカワニナが発見された。琵琶湖は日本最古の湖でたくさんの生き物を育んできたが、実はその成り立ちについては詳しく分かっていない。まだ名前も付いていない、この謎のカワニナが、それを解明する手がかりになるかもしれないという。東京大学の澤田直人特任研究員は10年近く琵琶湖に通って研究する中で、おととしカワニナの新種を発見した。カワニナは、琵琶湖の多様性を物語る生き物で、これまで17の固有種が確認されている。生息する場所は、浅瀬から水深30メートル程度までで、それより深い場所には住めないと考えられている。琵琶湖は最も深い場所では水深が100メートルを超えるが、今回カワニナを発見したのは、湖の真ん中辺りで、これまで考えられていた生息域より深いところで見つかっている。

東京大学の澤田直人特任研究員が続けている謎のカワニナの調査に同行した。琵琶湖の若手漁業者の協力を得て、カワニナの採取を行った。なぜここにカワニナがいるのかというと、水中の地形がポイントだという。琵琶湖の水中にはこのようにいくつかの山があり、今回カワニナが見つかったのはこの山の頂上付近で、そこが水深20メートルほどのため、生息することができていると考えられている。澤田さんは今、この謎のカワニナの分析を進めていて、このごつごつした形はカワニナが住む場所と関係があると考えている。湖の中にいくつかある山は、岩だらけで、岸辺よりも水の流れも急だという。詳しい理由ははっきり分かっていないが、ごつごつした特徴的な形になったのは、こうした厳しい環境に適応するためではないかと、澤田さんは考えている。湖が出来る以前、このあたりは山や谷が連なる地形で、断層の運動により沈んで水がたまった所にカワニナが住み着き、さらに沈んでいったため自分が生息できる浅い場所に移っていったと推測され、その過程で現在の姿に変化したと考えられている。謎のカワニナは、いつから独自の特徴を持つようになったのかを解明することで、長い歴史を持つ湖の太古の姿をかいま見ることができるかもしれない。

タリバン暫定政権“国際社会から孤立脱却を”

アフガニスタンでタリバンが復権してから4年となったのに合わせて、暫定政権の有力閣僚、ハニフ経済相がきのうNHKの単独インタビューに応じた。ハニフ経済相は先月、ロシアが世界で初めてタリバンの暫定政権を正式に承認したことについて、投資や地下資源の開発など、ロシアからの経済協力が進むことに強い期待を示した。その上で、ロシアとの関係強化を弾みに、国際社会からの孤立脱却をねらう姿勢を強調した。一方で、女性の教育や就労の権利を厳しく制限していることが、日本や欧米諸国から問題視されていることについては「我々は女性の人権を侵害していない。他の国々は我々の立場を尊重すべきだ」という従来の立場を繰り返した。

(スポーツニュース)
日本選手2人の活躍で連敗ストップ

カブス3-1パイレーツ。カブス・今永昇太が中5日で登板。勝敗はつかなかったものの7回1失点の好投。カブス・鈴木誠也は勝ち越しのタイムリーヒット。カブスは連敗を2で止めた。

長嶋茂雄さん追悼試合

今年6月に亡くなった長嶋茂雄さんの追悼試合が東京ドームで行われた。始球式には王貞治など名選手が集った。長嶋さんから英才教育を受けた松井秀喜が見事な投球を披露。阪神3-0巨人。

試合結果

巨人0-3阪神、中日0-6DeNA、広島5-3ヤクルト、ソフトバンク2-7ロッテ、オリックス0-1西武、楽天5-9日本ハム。

スタジオトーク

井上二郎は「長嶋さんが亡くなった時に王さんは『ありがとうございました。その一言で全てが表せる』と話していた。その思い出球場が満たされた日だった」とコメントした。

日本新記録など 好タイム相次ぐ

陸上。福井県で行われた男子110mハードル決勝。日本記録保持者の村竹ラシッドが日本新記録を0秒12更新する12秒92で優勝。村竹は「記録が出るだろうと思った」などと述べた。

男子100m決勝で東洋大4年の柳田大輝が自己ベストを更新する10秒00で優勝した。

(ニュース)
国際映画祭で「旅と日々」最優秀賞

スイスのロカルノ国際映画祭は16日授賞式が行われ、三宅唱監督の「旅と日々」がコンペティション部門にノミネートされた17作品のうち最優秀賞の「金豹賞」を受賞した。作品にはシム・ウンギョン、堤真一、河合優実らが出演。脚本家が旅先での出会いを通じて人生と向き合う様子を描いている。三宅監督は「作っている間何度もこの世界に対する愛を感じた」などと述べた。日本人監督作品の最優秀賞は小林政広監督の「愛の予感」(2007年)以来。

特集
知られざる映画衣装の世界

今、歌舞伎の世界を題材に異例のヒットを記録している映画「国宝」。映画の重要な要素となっている衣装。映画のためだけにつくられている。衣装を手掛けた衣装デザイナー・小川久美子さんは「セーラー服と機関銃」、「キル・ビル」など数々の名作を担当してきた。小川さんは福岡で生まれ東京を拠点に40年以上にわたり第一線で活躍している。小川さんは「国宝」について「楽しかった。大変という意味では大変だった」、「一番最初にやることは図書館だったりする」などと述べた。登場人物すべての衣装を監修した。映画には実際には存在しない架空の歌舞伎の名門が登場する。小川さんはその家を象徴する着物を新たに作り出した。2人(喜久雄と俊介)の対比を衣装で表現。小川さんの原点は福岡で暮らした幼い頃にあるという。小川さんは必ず撮影の現場に立ち会っていて、「最終的に映るまでが勝負」などと述べた。井上は「人間の個性を引き出してくれるものであることを感じた」などとコメントした。

(お知らせ)
受信料に関する手続きのお知らせ

住所変更は画面に出ている二次元コードから。

(気象情報)
気象情報

気象情報を伝えた。

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