雨が降った昨日から一転、春の暖かさが戻りスギ花粉が大量飛散したとみられるきょう、都内の公園ではマスクにサングラスと顔のほとんどを隠した完全防備の人も。花粉の飛散に拍車を掛けたのが吹き荒れる強風。今や国民病ともいえる花粉症。それによる労働力の低下で経済損失額は1日当たりおよそ2300億円に上る。都内のクリニックでは先月に比べ花粉症の患者が2割ほど増えたという。花粉の飛散量が多いせいか今年初めて花粉症になったという人も多いという。花粉症に苦しんでいるのは人間だけではない。実は犬や猫などのペットも花粉症にかかってしまう。対策は基本的には人間と同じで散歩の帰りなどにはブラッシングしたり玄関に空気清浄機を置くなどして家に持ち込まないことだという。現在の飛散量をみてみると、東京23区では杉並区で予測最大値の14%、千代田区16%、最も多い大田区でも21%と今シーズンは予測の5分の1以下のところも。このあとも飛散のピークは続くとみられている。あすの花粉の飛散量情報をみてみると関東や東海など広い範囲にかけて「極めて多い」や「非常に多い」が多くなっている。
URL: http://www.tenki.jp/