経団連の十倉会長は来年5月で任期を終える予定で、関係者によると、後任として生命保険大手の日本生命の会長を務める筒井氏に就任を要請したという。筒井氏は兵庫県出身の70歳。2011年に日本生命の社長に就任し、2018年からは会長を務めている。去年、経団連の副会長に就任したほか、日本の脱炭素の取り組みを推進するためことし7月に業務を開始した、政府のGX推進機構の理事長も務めている。経団連の会長は、これまでほとんどが製造業の出身者だったが、筒井氏が会長に就任することになれば、金融業界から初めての起用となる。筒井氏は来年5月の経団連の総会を経て、正式に会長に就任する予定。