日本生命NY投資現地法人・徳重亨の解説。前日まで売り圧力にさらされていたAI関連銘柄などが反発したことでITセクターが上昇した。アメリカ政府がロシアの政府企業に対して制裁を発表したことで原油価格が上昇しエネルギーセクターに追い風となった。個人消費、特に年末商戦の動向に注目。年末商戦の売り上げ予想(前年比)はデロイト+2.9~3.4%、マスターカード+3.6%、ICSC+3.5~4.0%、前年実績+4.0%。昨年の伸びと比べてわずかに減速している。背景にあるのは関税政策による物価上昇への警戒。KPMGの調査によると、回答者の80%がインフレを最大の懸念事項ととらえている。高所得者と低所得者で消費の2極化が継続していることも確認できる。徳重は消費は、まだまだ底堅いと考える。ICSC(国際ショッピングセンター協会)の調査によると、年末行事に参加することは重要65%、年末に何らかの買い物を検討91%。
