昭和44年6月4日、盲導犬2頭が初めて主人と共に新幹線に乗車した。当時、国鉄では動物は荷物扱いで盲導犬も客車に乗ることができなかった。しかし日本盲導犬協会などからの熱心な要望を受け、盲導犬は主人の体の一部とみなされ乗車が認められた。その後長らく盲導犬の乗車には前もって申請が必要だったが昭和52年、国会で盲導犬に関する質疑が行われた折に、盲導犬と主人の傍聴が許され、旧国鉄でも申請なしに盲導犬の乗車が認められるようになった。こののち、ほかの交通機関でも盲導犬の乗車が認められ、今では飛行機や私鉄も自由に乗ることができるようになった。