暴行事件の旧滝山病院 内部公開、看護改善 道半ば。第三者委が暴行事件の背景として指摘したのが9割以上に上っていた非正規雇用看護職員の多さ。経営上のメリットを優先するため社会保険料負担を避けたとみられる。精神科病院協会の役員は「看護師が非常勤ばかりでは病院はまともに回らない」と指摘している。事件当時は他の病院からのアルバイトなどで人員を確保しており関係者は「なかなか人が集まらずお願いして来てもらっているからと暴行があっても何も言わなかった管理者がいた」と証言する。病院によると今年2月時点で正規雇用の看護職員は14.8%、来年には50%程度になる予定といい来年4月には75%を目標にするとした。(東京新聞)